スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします
スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします
屋根カバー工事は既存の屋根の上に新しい屋根をかぶせる(カバーする)工事です。
耐震性を考慮して軽量かつ耐用年数が長い屋根材が選択肢になります。
最近ではガルバリウム鋼板の屋根材が主流になっています。
今回はスーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします。
スーパーガルテクトとは?
スーパーガルテクトは金属建材トップメーカーであるアイジー工業が取り扱う金属屋根です。
スーパーガルテクトの特徴としてシリーズ製品すべてにエスジーエル鋼板(SGL)が用いられています。
エスジーエル鋼板は亜鉛+アルミニウム+シリコン+マグネシウムという素材で構成されています。
エスジーエル鋼板の耐久性はガルバリウムの「約3倍」とも言われております。
スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順
スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします。
工事前の屋根
施工前の屋根の状態です。
スレートの塗膜の劣化や汚れ、破損が確認できます。
棟板金の撤去・貫板の撤去
棟板金は屋根の頂上部分にある板金です。
棟板金から屋根の角に向かう板金は隅棟といってこれも棟板金の一種です。
棟板金を撤去すると板金内部にあった貫板が現れます。
この抜き板は木製のため腐食している場合、棟板金の釘がゆるんだり抜けたりする原因になります。
ルーフィング(防水シート)の下葺き
棟板金や雪止めなどの役物をすべて撤去したら屋根全体にルーフィング(防水シート)を敷いていきます。
この作業を下葺きと呼びます。
ルーフィングは屋根の軒から棟方向へ、低い所から高い所へ葺きます。
ルーフィングの防水性のおかげで屋根材から雨水が侵入したとしても建物内に水が入ってくることはありません。
今回の施工では今回の下葺きは田島ルーフィング社のPカラーEX+を使用しています。
スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した本葺きと貫板の設置
スーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した本葺きです。
ルーフィングの下葺きと同様に軒から棟方向へ低い所から高い所へ葺いていきます。
写真の棟部分に黒い板が確認できると思います。
この黒い板は実は貫板なんです。
木材ではなく樹脂製の貫板でケイミュー社の「タフモック」という製品です。
木製の貫板の場合、雨水の影響で腐食する事がありますが樹脂製だとその心配がありません。
その結果棟板金を固定している釘やビスも緩むことが少なくなります。
棟板金の固定の為に使用している貫板という木材を「タフモック」という樹脂製の製品にすることで台風時に飛散するなどといった二次被害を防ぐことができます。
防災リフォームとして検討される方も近年増えてきています。
棟板金の取り付け
棟板金の取り付けが完了し施工完了になります。
木製の貫板ではなくタフモックを使用しましたが棟板金が取り付けられると全く分からなくなります。
ドローンによるビフォーアフター撮影
まとめ
今回はスーパーガルテクト(Sシェイドモスグリーン)を使用した屋根カバー工事の施工手順についてご紹介しました。
塗膜の劣化や破損が見受けられたスレート屋根がスーパーガルテクトの板金屋根に新装されました。
スーパーガルテクトの耐久性から当分は屋根のメンテナンスは不要かと思います。
※このページでご紹介している施工手順や工事方法は、工事内容によって異なる場合がありますが、あらかじめご了承下さい。
また棟板金の固定の為に使用している貫板という木材を「タフモック」という樹脂製の製品にすることで台風時に飛散するなどといった二次被害を防ぐことができます。
防災リフォームとして検討される方も近年増えてきています。
ぜひ気になる方はお問い合わせください。
弊社キンドリーホームではスーパーガルテクトを使用しての屋根カバー工事を多数施工しています。
不明点などキンドリホームへお気軽にご相談ください。
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