【屋根カバー】スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介します
スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介します
屋根カバー工事は既存の屋根の上に新しい屋根をかぶせる(カバーする)工事です。
そのため使用される屋根材の条件として軽量という事は欠かせません。
最近では軽量かつ耐用年数が長い金属屋根材が主流です。
今回はスカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします。
スカイメタルルーフとは?
スカイメタルルーフは伊藤忠建材株式会社が輸入販売している天然石粒仕上げのジンカリウム鋼板屋根材になります。
現在、主流のガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は成分がほぼ同じです。
含まれる成分の亜鉛とシリコンの割合が0.1%違うだけになります。
基本的には耐久性に大きな差はないと思われます。
ジンカリウムの建材はほとんどが海外製になります。
作られている国が違うため同条件で比較が難しい為どちらの方が耐久力が高いのかはっきり断定するのは難しいのです。
今回紹介しているスカイメタルルーフはジンカリウム鋼板の表面にストーンチップ層が施された天然石粒仕上げになります。
このストーンチップ層は金属屋根特有の雨音をおさえたり、太陽からの熱を拡散させて室内への熱を軽減させています。
30年ほどのメンテナンスいらずで、屋根塗装などのメンテナンスコストがかからず長期のコスト削減ができます。
スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順
スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順を紹介いたします。
工事前の既存屋根
足場設置後、施工前の屋根の状態です。
藻の発生や塗膜の劣化などが見受けられます。
棟板金の撤去・貫板の撤去
棟板金を撤去してみると板金内の貫板が現れます。
棟板金はこの貫板に釘で固定してあります。
中心に見える縦長の穴は換気棟用の「空気穴」になります。
ルーフィング(防水シート)の取り付け
既存の屋根の棟板金や雪止めなどを撤去したらその上にルーフィングと呼ばれる防水シートを張り付けていきます。
ルーフィングは屋根の防水では最重要部分になります。
屋根の防水は1次防水が屋根材になり2次防水がルーフィングになります。
ルーフィングが雨水から建物を守る最後の砦になります。
現状としては写真のルーフィングをめくると古い屋根材がみえる状態です。
スカイメタルルーフの取り付け
スカイメタルルーフを葺いていきます。
横葺きの金属屋根と同様に軒方向から棟方向へ施工します。
貫板、棟板金、谷板金の取り付け
一番最初の工程で撤去した貫板と棟板金を新装していきます。
屋根の谷部の谷板金も新設していきます。
通常の金属屋根の場合この工程で新しい雪止めを設置しますがスカイメタルルーフの場合は不要です。
屋根材表面の天然石粒仕上げのザラザラが雪を止めてくれます。
スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事完了
スカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事が完了しました。
ドローンによるビフォーアフター撮影
まとめ
今回はスカイメタルルーフを使用した屋根カバー工事の施工手順についてご紹介しました。
塗膜の劣化や藻や苔で変色していた屋根が新装されました。
スカイメタルルーフは約30年ほどメンテナンスフリーになりますのでコストパフォーマンスに優れています。
※このページでご紹介している施工手順や工事方法は、工事内容によって異なる場合がありますが、あらかじめご了承下さい。
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