【屋根塗装】遮熱塗料サーモアイの効果の真相は?遮熱性能を検証いたします。
遮熱塗料サーモアイの効果の真相は?遮熱性能を検証いたします。
近年の夏は厳しい猛暑が続く事から遮熱塗料が注目を集めるようになりました。
同時に屋根塗装の塗料として提案される事が多くなってきました。
遮熱塗料は太陽光の熱をはね返して建物に省エネ効果を発揮する塗料です。
今回はその遮熱塗料の中から日本ペイント社「サーモアイ」シリーズを紹介します。
遮熱塗料とは?
遮熱塗料は太陽光の熱(主に赤外線)を反射させる機能を持った塗料のことです。
正式には、高日射反射率塗料(工業規格JIS K5675)と言います。
太陽熱を効率良く反射させることで、屋根に塗られた塗料や屋根材に太陽光の熱が吸収されるのを防ぎ、結果として室内の温度上昇をおさえる効果が期待できます。
特に、熱伝導率の高いガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根には高い効果が期待できます。
また、屋根や外壁以外でも、ヒートアイランド現象の対策として道路の塗装などにも遮熱塗料が大活躍しています。
サーモアイとは?
塗装業界最大手の「日本ペイント」社が開発した遮熱塗料のシリーズ名です。
屋根塗装用、外壁塗装用、路面塗装用とそれぞれの用途にわけて種類があります。
現在、環境省はETV(環境技術実証事業)を推進しております。
その事業の1つとしてサーモアイは第三者機関によって効果の実証試験が行われました。
サーモアイの最大の特徴として専用の下塗り剤(シーラー、プライマー)があり、その下塗り剤にも遮熱性能があります。
従来の遮熱塗料は上塗り塗料のみ遮熱性を持たせる製品でした。
サーモアイは下塗り塗料にも遮熱性能を持たせることで、従来の遮熱塗料よりも大幅に遮熱効果が高いのです。
まず上塗りで太陽熱を反射、残りの熱は吸収しないで下の層へ透過して次は中塗りで反射というように、
下塗り、中塗り、上塗りの3層すべての層で太陽熱を反射させ遮熱効果に優れているのが最大の特徴です。
サーモアイ最大の特徴である遮熱効果の実力
遮熱効果が高い事は紹介しましたが具体的な例をあげてその効果の実力を紹介いたします。
サーモアイカタログから抜粋したプレハブ式ユニットハウスでの検証試験データになります。
それぞれの屋根に一般屋根塗料とサーモアイで塗装してその屋根と室内の温度を比較したものです。
サーモアイで塗装した場合、屋根で最高-10.5℃、室内で最高-3℃の温度の変化を計測しています。
エアコンの設定温度は1℃上げると10%程度の節電になるそうです。
この試験結果だけで考えるとエアコンの設定温度を数℃上げることは可能かと思います。
光熱費の節約に大きく貢献してくれるのは間違いないでしょう。
実際、キンドリーホームで屋根塗装させていただいたお客様からも「塗装前と後では3階の室温が全く違う」とうれしいお言葉をいただいています。
こちらもあわせて読んでいただきたい
サーモアイ塗装のメリット
サーモアイでの屋根塗装、そのメリットを紹介いたします。
優れた遮熱効果で光熱費を削減できる
サーモアイは遮熱塗料の中でも遮熱性能に優れているのが特徴です。
そのため特に夏場の空調の使用量を削減でき、光熱費の削減に効果が期待できます。
一般の戸建て住宅で検証された事例ですが、電気使用量を最大27%削減できた事例もあります。
月の電気使用量が1万円かかっていたとすると、2700円も削減したことになります。
屋根材への負担が軽減する
室内の気温の改善ばかりが取り上げられますが屋根の表面温度をさげる事も重要です。
屋根の表面温度が下がる事で屋根材への負担を大幅に軽減し、屋根材本体が長持ちするようになります。
真夏の屋根の表面温度は最大80℃近くになります。
そのため屋根材のへの負担が激しく劣化を早める原因になります。
サーモアイで表面温度を下げることで屋根材への負担を大幅に軽減できるため、屋根材が非常に長持ちするようになります。
塗料の色が豊富にある
サーモアイシリーズには各製品ごと約40種類ほどカラーバリエーションあります。
そのため、洋風・和風など問わず様々な住宅に対応することが可能です。
サーモアイの注意点
塗装前に知っておきたいサーモアイの注意点をまとめてみました。
塗料の色によって遮熱効果が異なる
色の好みはありますがせっかくの遮熱塗料なので、遮熱性能の高い色を選ぶのがよろしいかと思います。
塗料が艶ありのみ
まとめ
今回は遮熱塗料「サーモアイ」の効果と遮熱性能に関してご紹介しました。
高性能の塗料になりますので屋根塗装の塗料候補にしていただけたらと思います。
キンドリホームはサーモアイでの屋根塗装を多数行っていますのでお気軽にご相談ください。
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