【屋根リフォーム】雨漏りから家を守る!屋根の最重要部!ルーフィングについて解説いたします。
雨漏りから家を守るルーフィングについて解説いたします
横浜地域密着の屋根・外壁専門工務店のキンドリーホームです。
ルーフィングを見た事があるでしょうか?
我々リフォーム業者でしたら屋根の施工時に必ず見かけますが、一般の方がルーフィングを目にする事はあまり無いかと思います。
ルーフィングとは屋根の防水シートの事で、屋根材の下に必ず敷かれている物です。
一般の方が目にする機会はあまり無いというのは、屋根材を剥がさないと見ることが出来ないからです。
このルーフィングですが、
雨水から家を守る最後の盾、屋根の防水に関しては最も重要なパーツなんです。
しかし、普段見えない箇所なだけに若干軽視されているような気もします。
今回はこのルーフィングについて解説いたします。
ルーフィングって何ですか?
ルーフィングは「屋根用の防水シート」のことです。
屋根材の下に敷かれる防水シートで、瓦屋根や金属屋根など戸建て住宅の屋根にはルーフィングが用いられています。
ルーフィングは下葺き材(したぶきざい)とも呼ばれます。
瓦、金属屋根、スレート屋根などの屋根材において、ルーフィングなしで施工できる屋根材はありません。
屋根の内部に敷いてあるので普段目にする事が出来ないルーフィングですが、屋根の最重要部分と言っても過言ではないでしょう。
わずか厚み約1㎜のこのシートが屋根からの雨水の侵入を防ぐ最後の盾なんです。
ルーフィングは大きく分けて2種類
ルーフィングは大きく分けると「非透湿系」と「透湿系」の2種類になります。
日本国内のシェアの内訳は「非透湿系」が95%、「透湿系」が5%と言われています。
「透湿系」ルーフィングとは、雨水は通さず、湿気は外に逃がすという優れものです。
とても理にかなった性能のルーフィングですが、屋根に通気層を設けなければ透湿性の本来の効果が機能しません。
屋根に通気層を作る工事はお金と手間がかかるため、シェア5%と普及率が低いのです。
「非透湿系」ルーフィングは雨水は通さないシンプルな機能のものです。
アスファルトルーフィング940(非透湿系)
アスファルトルーフィング940はアスファルトが主成分の最も一般的ななルーフィングです。
分譲住宅やローコスト住宅で用いられている最も安価なルーフィングで、約10年ほどで防水性能が低下します。
素材が紙のため破れやすいです。
改質アスファルトルーフィング(非透湿系)
最近の屋根リフォーム時の主流ルーフィングです。
アスファルトルーフィング940を改良させたルーフィングです。
ゴムのような強い弾力性があり、「ゴムアス」や「ゴムアスルーフィング」とも呼ばれています。
耐久性が約30年ほどあります。
素材に不織布が入っているため破れにくくなっています。
粘着式改質アスファルトルーフィング(非透湿系)
ルーフィングシートの裏側がシールになっています。
施工時に釘やタッカーを使用しないので雨漏りのリスクがさらに下がります。
パミールなどのノンアスベストスレート屋根のカバー工事に使われることが多いです。
緩い勾配屋根の葺き替え工事にも最適です。
高分子系ルーフィング(非透湿系)
合成ゴムや合成樹脂を主成分にしたルーフィングです。
スペックは改質アスファルトルーフィングと同等ですが軽量です。
重い屋根材で屋根を仕上げる場合の耐震性を上げるために使われる事が多いです。
透湿ルーフィング
雨水の侵入を防ぐ一方で、湿気を外に逃がす高性能ルーフィングです。
雨水を防いで湿気を逃がすことは、外壁(窯業サイディング)では常識となっています。
しかし、屋根では瓦などの屋根を除いてほとんど透湿ルーフィングが用いられていません。
透湿性能を実現するには、ルーフィングと屋根材の間に通気層を設ける必要があるからです。
この通気層を設ける手間とコストが問題です。
瓦屋根はその形状から葺くだけで通気層ができるため透湿ルーフィングは最適のルーフィングと言えるでしょう。
屋根リフォーム時に気をつけたいこと
屋根のリフォームを計画中でしたらルーフィングについて考えてもらえると良いかもしれません。
新築時から20年ほどメンテナンスしていない屋根だった場合、屋根材の劣化は目で見て気になると思います。
同様に屋根内部のルーフィングも新築時から20年経過して防水性能が落ちている可能性が高いです。
内部の見えない部分ですので難しい問題ですが、古くなったルーフィングの新装も視野に入れていただければと思います。
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まとめ
今回は屋根内部の重要部分ルーフィングについてご紹介しました。
屋根リフォームを計画中の方の参考にしていただきたいと思います。
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