【屋根カバー】鎌倉市大船町T様│劣化したスレート屋根にニチハの横暖ルーフas(板金)でカバー工事
作業・施工内容
藤沢市大船町のT様より、屋根カバー工事・ベランダ撤去・雨樋新設工事のご依頼を頂きました。
調査にお伺いしたところ、大屋根のスレート部分は劣化し、下屋根の板金は錆で腐食しているような状態でした。
普段使っていないというベランダの下もかなり劣化し、危険な状態でした。
今回は既存の屋根の劣化具合がひどかったため、塗装ではなくカバー工法をお勧めしました。
カバー工法は元々あった屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事です。
ですので古い屋根材を撤去する費用が発生しなかったり、騒音やホコリなどのチリの飛散も防げるので、カバー工法を選ばれるお客様は非常に多いです。
また既存の屋根と新しい屋根の二重構造になるので、断熱性、遮音性、防水性がアップします。
屋根の状態や工事業者によっては下地にコンパネを引かないで新しい屋根を乗せることもありますが、T様の屋根は既存がかなり劣化していたので、今回は下地を作ってからそこに防水シートを張り、新しい屋根を葺きました。
今回ご提案させて頂いた屋根材は外装建材メーカーの『ニチハ株式会社』の横暖ルーフas。
横暖ルーフは現在は主流になった断熱材一体型横葺き金属屋根の先駆けとなった製品です。
特徴としては太陽熱による屋根温度上昇を抑え、断熱材一体型による優れた遮熱性能や遮音性能があり、さらに特殊塗膜によって耐久性、耐酸性に優れ幅広い条件下で安定した耐久性を発揮します。
期待耐久年数が30年、穴あきなどの破損には保証年数が25年と長いことも選ばれる理由の一つです。
横暖ルーフasは、屋根材のジョイント部分の気密性を高めた構造の屋根材で、屋根の気密性が高いと
住宅の室内温度が一定に保たれるため、電気代の節約にもなります。
下屋根は同じく金属製の屋根材で、『立平』という材料でカバー工事を行いました。
立平葺きは縦に板金を敷いて屋根を葺いていく方法です。板金にはガルバリウム鋼板が使用されており、長い板金を垂直に使い、葺いていくため屋根の頂点から軒まで何も遮るものがありません、排水性能は極めて高く雨漏りしにくい屋根といわれております。
ちなみに、トタン屋根と呼ばれている瓦棒葺きの屋根と立平葺きは見た目がかなり似ており、また規則的に縦に入っている凸部分があることも同じです。瓦棒葺きと立平葺きの違いにはこの凸部の中にあります。
瓦棒葺きは凸部に心木があり固定されているのが特徴です、立平葺きは金属を折り曲げて構成されているだけなので中には何も入っていません。
立平葺きのメリットとしては、心木を使用しないのでメンテナンス性に優れていて、上記でもご紹介したように、見た目は瓦棒葺きに似ておりますが、立平葺きは凸部分に心木が使用されておらず、木材が使用されていません。
そのため腐食するような事態にならないのです。
また、金属屋根というと錆の心配がありますが、ガルバリウム鋼板は犠牲防食作用によって錆の広がりを防止します。
お住いの立地環境や、メンテナンス頻度にもよりますが、約20年以上の耐用年数が期待できます。
今回は二階にあったベランダをT様がもうお使いにならないということで、きれいに撤去させて頂きました。
ここ最近、ベランダを使わないから撤去してほしいといった問い合わせが増えてきました。
今回、経年とともに古くなったお家が生まれ変わりT様に大変よろこんでいただきました。
ご依頼ありがとうございました。
T様はお仕事が忙しかったため、長年ご自宅のメンテンナンスが出来なかったそうです。
また工事をしたくてもどこの会社に頼んでいいか分からないため、どうにもできなかったそうです。
弊社にお問い合わせいただくお客様の大半は上記のようなお悩みを抱えています。
実際に地域の工務店さんなどの高齢化、後継者不足などが急激に進み、倒産や廃業による淘汰の時代を迎えようとしているのが事実です。
弊社は先人の知恵と古き良きものを大切に引き継ぎ、新しい世代の明るい未来をお客様と共に築いていこうと思います。
はじめての工事で分からないことや、不安なことは遠慮なくご質問下さい。
カバー工事を検討されている方へ向けた記事がありますので是非参考に見てみてください。
今回使用した『ニチハ株式会社』の横暖ルーフasの商品の紹介ページになります。
エリア | 藤沢市大船 |
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施工内容 | 屋根板金カバー 竪樋・軒樋全交換 |
施工日数 | 14日 |