【建物調査】プロはここを見る!外壁調査の内容を紹介します。サイディング外壁編
プロはここを見る!窯業系サイディング外壁の調査内容を紹介します。
横浜地域密着の屋根・外壁専門工務店のキンドリーホームです。
キンドリーホームでは外壁リフォームをする前に必ず建物調査を行っています。
建物オーナー様が気にしている箇所と希望のリフォーム内容が適正かどうか現地で確認するためでもあります。
建物の状態を正しく把握することがリフォームをするうえで1番大切なことです。
他にもオーナー様が気づいていない箇所の破損や劣化を発見した場合は、分かりやすくお写真などを見てもらいながら建物の状態などをご説明します。
そこで今回は調査員が外壁のどこを見てどのように工事内容を判断してるのか、建物外壁調査の内容を紹介いたします。
今回は【建物調査】窯業系サイディング編です。
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建物外観4面の全体的な劣化や破損の確認
外壁は方角や立地条件によって劣化の症状にばらつきがあります。
一般的に南側は紫外線の影響を受けやすく、逆に北側は日陰になりやすいのでカビや苔が繁殖しやすいのです。
築年数と比較して外壁がきれいだったり、思いもしない面の劣化がひどかったりなど現地に行って目で見ないとわからない事は多いです。
同時に隣の建物との間隔や物置小屋の場所、敷地内の木の位置なども確認しています。
サイディングの劣化状況、破損状況の確認
外壁調査時に確認している具体的な劣化レベルをそれぞれ説明いたします。
劣化Lv1 色あせ、変色が発生
サイディング外壁の色あせ、変色が見受けられる場合は塗膜の劣化が始まっていると判断します。
劣化Lv2 チョーキングが発生
チョーキングは塗膜が劣化して塗料の顔料が粉状になって表面に現れた状態です。
指先で触ってみて白い粉がつくかどうかそれぞれの外壁面で確認します。
劣化Lv3 コケ、藻、カビが発生
日当たりの悪い外壁によく見受けられます。
塗膜が劣化して雨水をはじかなくなり外壁が水を含んでいる証拠です。
劣化Lv4 クラック(ひび割れ)が発生
サイディングのクラックは経年劣化や地震の影響で発生します。
経年劣化で雨水をはじかなくなったサイディングは雨水を吸収します。
雨水の吸収による膨張と乾燥による伸縮による負荷でクラックが発生します。
発生箇所やクラックのサイズで緊急性が高いかどうか判断しています。
特に開口部(窓枠の周りなど)、固定している釘やビスの頭の周辺はクラックが発生しやすい場所になります。
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劣化Lv5 サイディングのの浮きや反り、破損が発生
経年劣化で防水性能が落ちているサイディングに見受けられます。
クラックと同様に雨水の吸収による膨張と乾燥による伸縮による負荷でサイディングの変形が発生します。
浮きや反り返りの程度が大きくなると補修が難しくなる場合があります。
目地シーリングの劣化状況の確認
サイディングとサイディングのつなぎ目を目地といいます。
この目地には必ずシーリング(コーキング)が施されています。
窯業系サイディング外壁の場合、目地のシーリングが断面からの雨水の侵入を守っています。
目地が劣化している箇所はサイディング内部に雨水が侵入している可能性が高いという事になります。
サッシ周りシーリングの劣化状況の確認
サッシ周りのシーリングも目地シーリングと同様に重要です。
サッシとサイディングの間の断面はこのシーリングが防水を担当しています。
目地シーリングと同様に目地が劣化している箇所は内部に雨水が侵入している可能性が高いという事になります。
基礎の状況確認
基礎の状態も確認しています。
地震保険の申請も視野に入れて基礎クラックの確認をしています。
まとめ
今回は窯業系サイディング外壁の外壁調査の内容についてご紹介しました。
弊社の建物調査は完全無料です。
調査した内容を「建物調査報告書」という形で分かりやすくまとめ、お客様にお渡しいたします。
サイディングなど外壁でなにかしら不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。
最適なご提案をさせていただきます。
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