住宅の屋根雨漏り点検方法と専門家への依頼判断
屋根裏の湿気、壁のシミ。
気づけば、もう雨漏りの兆候かもしれません。
放置すれば建物の寿命を縮め、高額な修理費を招く雨漏り。
しかし、適切な点検と対処で、そのリスクを大幅に軽減できます。
この記事では、屋根の雨漏り点検に必要な方法と、プロへの依頼判断について解説します。
住宅を守るための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
屋根の雨漏り点検方法
屋根材の種類別の点検ポイント
屋根材の種類によって、点検ポイントは大きく異なります。
例えば、スレート屋根では、色褪せやコケの発生だけでなく、表面の細かいひび割れや欠け、釘の浮き上がりにも注意が必要です。
特に、長年風雨に晒されたスレートは、脆くなっている可能性があり、軽い衝撃でも破損する恐れがあります。
コケの繁殖は、屋根材の劣化を促進させるため、早期除去が重要です。
また、棟板金は雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っているため、浮きや変形、つなぎ目の腐食を特に注意深く確認しましょう。
瓦屋根では、瓦のズレや割れに加え、反りや欠け、漆喰の剥がれやひび割れ、棟瓦のズレや破損、そして、瓦と瓦の隙間からの雨水の浸入もチェックポイントです。
古い瓦は、凍結融解による劣化も懸念されます。
金属屋根の場合は、棟板金の浮きや変形、つなぎ目の腐食に加え、釘やビスのゆるみ、錆びの発生、塗装の剥がれ、そして、金属板自体のへこみや変形にも注意が必要です。
金属屋根は、錆びやすいという特性があるため、定期的な塗装が重要です。
特に、棟板金は雨漏りのリスクが高い部分なので、重点的に確認することが重要です。
例えば、棟板金の継ぎ目から雨水が侵入しているケースは多く見られます。
雨漏り発見のための具体的な手順
まずは、地上から双眼鏡やスマートフォン、高倍率ズーム機能付きカメラなどを使い、屋根全体の状態を確認します。
屋根材のズレや破損、割れ、欠け、変色、コケの繁殖、雨樋の詰まり、破損、外壁のひび割れ、シーリングの劣化などをチェックしましょう。
例えば、双眼鏡で屋根全体をくまなく観察することで、遠くからでも屋根材の破損やズレを発見できます。
スマートフォンで撮影した写真と動画は、後日の点検や業者への説明に役立ちます。
次に、屋根裏や床下を確認します。
天井や壁のシミ、クロスの剥がれ、変色、カビの発生、湿気、異臭などをチェックし、雨漏りの兆候がないか確認します。
シミの色や位置、広がり具合から、雨漏りの原因箇所を推測することも可能です。
例えば、天井に円状のシミがあれば、その真上の屋根に問題がある可能性が高いです。
雨漏りの可能性がある箇所を発見したら、その周辺を詳しく調べ、雨水が侵入している場所を特定することが重要です。
例えば、雨漏りの箇所を特定するために、雨の日に屋根に直接水をかけ、雨漏りの箇所を特定する簡易的なテストを行うこともできます。
雨水が侵入している箇所に防水テープなどで応急処置を行い、雨漏りの拡大を防ぎましょう。
ただし、応急処置はあくまで一時的なものであり、根本的な解決には至らないため、専門業者への相談が不可欠です。
点検に必要な道具と準備
地上からの点検には、双眼鏡(できれば高倍率のもの)、スマートフォン、高画質カメラ(ズーム機能付きが望ましい)、三脚などが役立ちます。
屋根裏の点検には、懐中電灯(できればLEDの明るいもの)、梯子(安全に配慮し、適切な長さのものを使用しましょう)、手袋、ヘルメット、防塵マスクなどが便利です。
安全に配慮し、高所作業には十分に注意しましょう。
作業前に、梯子をしっかりと固定し、周囲の安全を確認しましょう。
また、点検結果を記録するために、メモ帳、カメラ、スケッチブック、定規、防水性のペンなどを準備しておくと便利です。
写真やメモ、スケッチは、後日の点検や業者への説明、修理箇所の特定に役立ちます。
特に、雨漏りの箇所を特定するために、正確な位置や状況を記録することが重要です。
雨漏り点検の頻度とタイミング
定期点検の適切な頻度
屋根の定期点検は、築年数や屋根材の種類、気候条件、過去の雨漏り履歴などを考慮して行う必要があります。
一般的には、3~5年に一度の定期点検が推奨されていますが、築年数が古い住宅、台風や豪雨などの自然災害が多い地域、塩害の危険性が高い地域では、より頻繁な点検が必要です。
例えば、築30年以上の住宅では、毎年点検することをお勧めします。
また、屋根材の種類によっても劣化スピードは異なります。
例えば、スレート屋根は瓦屋根に比べて劣化が早い傾向にあります。
豪雨や台風後の緊急点検
台風や豪雨の後には、必ず屋根の点検を行いましょう。
強風や豪雨によって、屋根材が破損したり、飛散したり、雨樋が詰まったり、破損したり、外壁に亀裂が生じたり、アンテナが倒れたり、シーリングが剥がれたりする可能性があります。
早期発見が、被害拡大を防ぐために非常に重要です。
特に、強風で屋根材が飛散した場合、近隣への被害にもつながる可能性があるため、迅速な対応が必要です。
築年数に応じた点検頻度
築年数が古いほど、屋根の劣化が進んでいる可能性が高いため、点検頻度を高める必要があります。
築10年以上経過した住宅では、できれば毎年、少なくとも2年に一度は点検を行うことをおすすめします。
築20年以上経過した住宅では、年に一度の点検が必須です。
築年数だけでなく、屋根材の種類によっても劣化のスピードは異なります。
瓦屋根は耐久性が高いですが、漆喰の劣化や瓦のズレには注意が必要です。
特に、古い瓦は、凍結融解による劣化が懸念されます。
プロへの依頼判断と業者選び
自分で点検できる範囲と限界
地上や屋根裏からの簡単な目視による点検は、自分でも行うことができます。
しかし、屋根に登っての点検や、専門的な知識を要する調査、高所作業、複雑な修理などは、危険を伴うため、専門業者に依頼する必要があります。
例えば、屋根の傾斜が急な場合や、足場がない場合は、専門業者に依頼する方が安全です。
専門業者に依頼すべきケース
屋根に異常が見つかった場合、雨漏りが発生している場合、自分で点検できない箇所がある場合、専門的な知識が必要な場合、修理費用が高額になることが予想される場合、迅速な対応が必要な場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。
また、点検結果に基づいて適切な修理方法を判断し、施工を行うためには、専門家の知識と経験が不可欠です。
専門業者であれば、適切な診断と修理方法を提案してくれるだけでなく、保証も付いてくることが多いです。
信頼できる業者選びのポイント
業者選びは、雨漏り対策において非常に重要です。
複数の業者から見積もりを取り、価格、施工内容、保証期間、使用資材、アフターサービスなどを比較検討しましょう。
ホームページや口コミサイト、知人からの紹介などを参考に、実績や評判の良い業者を選びましょう。
また、契約前に、施工内容、費用、工期、保証内容、支払い方法、解約条件などをしっかりと確認し、不明な点があれば質問しましょう。
契約書には、施工内容、費用、工期、保証内容、責任範囲などが明確に記載されていることを確認しましょう。
特に、保証期間や保証内容については、しっかりと確認しておきましょう。
まとめ
屋根の雨漏り点検は、建物の寿命と安全を守る上で非常に重要です。
定期的な点検と、必要に応じて専門業者への依頼を検討することで、雨漏りのリスクを最小限に抑えられます。
屋根材の種類別の点検ポイント、雨漏り発見の手順、点検に必要な道具、適切な点検頻度、プロへの依頼判断基準、業者選びのポイントを理解し、適切な対策を行いましょう。
早期発見・早期対応が、高額な修理費用や建物の損傷、健康被害(カビによるアレルギーなど)を防ぎ、安心安全な暮らしを守ります。
定期的な点検を習慣化し、大切な住まいを守りましょう。
小さな異常も見逃さず、迅速な対応を心がけることが大切です。
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