コーキング増し打ちとは?メリット・デメリットと費用相場を解説
家の窓枠や外壁の隙間を埋めているコーキング。
経年劣化でひび割れや剥がれが生じ、雨漏りの原因になることも。
そんな時に役立つのが「コーキング増し打ち」です。
今回は、コーキング増し打ちについて、その方法や費用、注意点などを分かりやすく解説します。
業者に依頼する際にも役立つ情報が満載です。
コーキング増し打ちとは?
増し打ちと打ち替えの違い
コーキングの補修には、大きく分けて「増し打ち」と「打ち替え」の2つの方法があります。
増し打ちとは、既存のコーキングの上に新しいコーキング材を重ねて塗布する方法です。
一方、打ち替えは、既存のコーキングを完全に除去してから新しいコーキング材を充填する方法です。
増し打ちは費用と工期が安く短いというメリットがありますが、根本的な解決にはならず、耐久性も低いというデメリットがあります。
打ち替えは費用と工期がかかりますが、劣化の原因を解消し、長期間の耐久性を期待できます。
増し打ちのメリットとデメリット
増し打ちのメリットは、費用が安く、工期が短いことです。
古いコーキング材を剥がす必要がないため、作業効率が良く、費用を抑えられます。
また、部分的な補修にも適しています。
しかし、デメリットもあります。
既存のコーキング材の上に重ね塗りするため、下地の状態によっては密着性が悪く、剥がれやすくなる可能性があります。
また、根本的な原因を解決できないため、再び劣化が進む可能性も考えられます。
耐久性も打ち替えに比べて劣ります。
増し打ちの費用相場
コーキング増し打ちの費用相場は、1メートルあたり500円~1,000円程度です。
ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用は作業量や使用するコーキング材の種類、施工場所などによって大きく変動します。
複雑な箇所や高所作業が必要な場合は、費用が高くなる傾向があります。
見積もりを依頼する際は、必ず詳細な内訳を確認しましょう。
コーキング増し打ちが適した状況
増し打ちが適しているのは、劣化が軽度な場合や、既存のコーキング材を剥がすことが困難な場合です。
サッシ周りや入隅など増し打ちが向く箇所
サッシ周りや入隅(いりずみ:壁と壁が接する角の部分)は、コーキング材を剥がす際に、サッシや壁を傷つけるリスクが高いため、増し打ちが適しています。
これらの箇所は、防水性が特に重要となるため、慎重な作業が必要です。
ALC外壁など増し打ちが考慮されるケース
ALC外壁の場合、サイディングに比べて厚みがあり、目地の溝も深いので、増し打ちでも十分な量のコーキング材を充填できます。
そのため、初期のメンテナンスでは増し打ちが選択されるケースが多いです。
ただし、劣化が著しい場合は打ち替えが必要です。
増し打ちが不向きなケース
既存のコーキング材が完全に剥がれている場合、下地が腐食している場合、構造上の問題がある場合は、増し打ちを行うことはできません。
これらの場合は、まず下地処理を行い、その後打ち替えを行う必要があります。
また、ひび割れや剥がれが著しい場合も、増し打ちだけでは不十分で、打ち替えが推奨されます。
コーキング増し打ちを行う際の注意点と手順
増し打ちを行う際には、いくつかの注意点があります。
適切な手順で行わなければ、かえって建物を傷める可能性もあります。
増し打ちの前に確認すべき点
増し打ちを行う前に、既存のコーキング材の状態をしっかりと確認する必要があります。
ひび割れや剥がれ、カビの発生など、劣化の程度を正確に判断することが重要です。
また、コーキング材の劣化が深刻な場合は、増し打ちではなく、打ち替えを検討する必要があります。
適切なコーキング材の選び方
コーキング材には様々な種類があり、それぞれ特性が異なります。
使用する場所や目的に合わせて適切なコーキング材を選ぶことが重要です。
例えば、外壁に使用する場合には、耐候性や耐久性に優れたコーキング材を選ぶ必要があります。
増し打ちの手順とポイント
劣化部分の確認と清掃:まず、既存のコーキング材の劣化状態を確認し、ひび割れや剥がれ、汚れなどを除去します。
カビが生えている場合は、カビ取り剤を使用し、その後よく乾燥させます。
プライマーの塗布:コーキング材と下地の密着性を高めるために、プライマーを塗布します。
プライマーは、コーキング材の種類に合わせて選びましょう。
コーキング材の充填:コーキングガンを使用して、新しいコーキング材を充填します。
空気が入らないように注意しながら、少しずつ充填していきます。
ヘラで仕上げ:コーキング材がまだ柔らかいうちに、ヘラを使って表面を滑らかに仕上げます。
余分なコーキング材は丁寧に除去します。
業者への依頼を検討する際のポイント
DIYで増し打ちを行うのは、ある程度の経験と知識が必要です。
不適切な施工は、かえって雨漏りを招く可能性があります。
自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
見積もりを依頼する際には、増し打ちと打ち替えの費用を明確に記載してもらい、不明な点は丁寧に質問しましょう。
まとめ
コーキング増し打ちとは、既存のコーキングの上に新しいコーキング材を重ねて塗布する補修方法です。
打ち替えと比較して費用と工期が安く短いメリットがありますが、耐久性が低く、根本的な解決にならないデメリットもあります。
増し打ちは、劣化が軽度な場合や、既存のコーキング材を剥がすことが困難な場合に適しています。
サッシ周りや入隅など、特定の箇所では増し打ちが推奨されます。
一方、劣化が激しい場合や下地が腐食している場合は、打ち替えが最適です。
DIYでも可能ですが、自信がない場合は専門業者に依頼しましょう。
見積もりを依頼する際は、増し打ちと打ち替えの費用を明確に記載してもらい、不明な点は確認するようにしましょう。
正しい知識と適切な方法を選択することで、建物の寿命を長く保つことに繋がります。
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