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外壁タイルとタイルに見える外壁サイディング材の外壁塗装は何が違うの?見分け方と施工内容について

「タイル」と「タイル調サイディング」何が違うの?見分け方と塗装方法の違い

 

建物の外壁を彩る材質には、色々なものがあります。

その中で、今回取り上げるのは、タイルタイル調外壁窯業系サイディングです。

 

タイルと聞いて、思い浮かぶのは、浴室やトイレなどの水回りでしょうか。

その他にも、タイルが使われているところはたくさんあります。

 

よく集合住宅(マンション)の壁にタイルが貼られているのを、見たことがありませんか。

戸建て住宅の壁や床にも、タイルが使われていることがあります。

 

その壁に使われているタイルはよく見ると、タイルの〝ような〟ものかもしれません。

 

このタイルの〝ような〟ものをタイル調サイディングと呼びます。

ここでは、タイルとタイル調サイディングの違いと塗料や塗装(メンテナンス)方法の違いを解説していきます。

 

タイルとは

玄関タイルのクリア塗装

※写真は玄関タイルです

 

塗装方法の違いを解説する前に、タイルと、タイル調サイディングが、それぞれ何なのかを見てみましょう。

 

タイルとは、石や粘土を高温で焼成し、釉薬を使ってデザイン性や機能性を付加した外装材のことです。

タイルは、窯で焼いて作られる焼き物なんですね。

 

もちろん、工場で作られますが、焼き物ですので季節や天気によって、出来上がりが若干違ってきます。

その出来上がりの風合いの違いも、タイルが高級である証かもしれませんね。

 

そのタイルと呼ばれる中にも、生地(土)によって違いがあります。

 

・「磁器質」 素地が緻密で硬く、吸水性が低く(吸水率1%以下)たたくと澄んだ音がします。

・「せっ器質」素地は硬く、吸水性は中程度(吸水率5%以下)です。

・「陶器質」 素地は多孔質で吸水性が高く(吸水率22%以下)たたくと濁った音がします。

 

質の違いによって、使用される場所も変わってきます。

焼き物のお茶碗やコップなどと同じですね。

 

住宅にタイルを使う場合には、アクセントで一部玄関周りのみ使用されてる場合もあります。

 

タイル調外壁サイディングとは

 

タイル調の外壁サイディングの塗装

※写真はタイル調外壁サイディング

 

次に、タイル調サイディングについて解説します。

サイディングとは、建物の外壁につかう板状の外装材のことです。

サイディングの素材には、いくつか種類があります。それぞれ見ていきましょう。

 

金属サイディング

柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材によって構成された外壁材です。

金属で出来ていますので、ひび割れや凍害の心配がありません。

 

窯業系サイディング

セメント質の材料で作られた外壁材です。

金型によって、木目や石目など高級感のある模様を出しやすい特徴があります。

 

木材系サイディング

丸太から切り出した木材の表面を加工し、耐火性などの機能を加えた薄い板でできた外装材です。

暖かみと高級感が特徴ですが、虫に喰われる、腐食するなどのデメリットもあります。

 

樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂を主原料にした外装材です。

他の材質に比べ、耐久性が高いことが特徴です。

 

素材に限らず表面の模様を、タイルの〝ような〟ものに見せているのが、

「タイル調サイディング」と呼ばれています

 

タイルとタイル調サイディングの見分け方は?

 

タイルとタイル調サイディングは、触ってみるとすぐに違いがわかります。

タイルであれば、目地(タイルとタイルの間)に目地材が入っています。

 

目地材は、セメントの様なもので出来ています。

触ればザラザラとしていますし、指に砂が付着します。

 

タイル調サイディングは、成型された板です。

目地を触ってもツルツルとしています。

 

タイルの塗装方法

 

外壁タイルの高圧洗浄

 

次に、メンテナンス性について解説します。

 

メンテナンスと聞いて、最も一般的な方法が、塗装です。

「タイルに塗装なんかできるの?」と思われるかもしれませんが、できるんです!

 

タイルを塗装する時には、撥水剤を使用します。

タイル壁の劣化は、目地が痛んだことにより、そこから雨水が浸入して起こります。

 

雨水の浸入を抑制する為に、撥水剤を塗布します。

この場合、撥水剤は無色透明なので、色合いは変わらずクリア塗装になります。

 

見た目では、判りにくいのですが、水をかけると、面白いように水を弾きます。

撥水剤塗布を行うと、しっかりと住宅への効果を得ることができます。

 

 

タイルの経年劣化状況によっては高圧洗浄で割れや破損が起きる場合がありますので、プロの目線での施工内容選びが大切です。

 

タイル調サイディングの塗装方法

 

 

一方で、タイル調サイディングは、塗装方法の幅が広がります。

それは塗装する目的の違いと言っても良いかもしれません。

 

タイル調サイディングは、表面の劣化を防ぎ、美観を保つ為に塗装します。

タイルとは違い、油性塗料、水性塗料を使って、色を変えることも可能です。

 

また、コーティング剤だけ塗布して、今の柄と色を残す事も出来ます。

 

窯業系の外壁サイディングはタイルよりは寿命が短い為、定期的な点検とメンテナンスをおすすめいたします。

 

 

 

まとめ

 

今回は、「タイル」と「タイル調サイディング」について解説しました。

 

壁の材質によって、メンテナンスが必要となる時期も変わってきます。

まずは壁が何で出来ているかを、確認してみて下さい。

そこから、今後のメンテナンス計画をたてましょう。

適切な時期に、見合った方法でメンテナンスすることが大切です。

そうすることで、「我が家の長生き」に繋がるはずです。

 

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