瓦屋根に必要なメンテナンスとは?種類とともに解説
瓦屋根は、日本の伝統的な住宅に多く見られる、風格ある屋根材です。
しかし、年月とともに劣化は避けられず、適切なメンテナンスを行うことで、その美しさと機能性を長く保つことができます。
この記事では、瓦屋根の種類と瓦屋根に必要なメンテナンス内容を解説します。
□瓦屋根の種類と寿命
瓦屋根には、大きく分けてセメント瓦と粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)の2種類があります。
それぞれの特徴や寿命が異なるため、まずは自分の家の屋根がどちらの種類なのか確認してみましょう。
1:セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて成形し、乾燥後に塗料で塗装した瓦です。
1970年~1980年代の高度経済成長期に多く使われましたが、現在では陶器瓦が主流となり、セメント瓦を生産している工場は少なくなっています。
セメント瓦の特徴は、比較的安価で入手しやすい点です。
しかし、耐久性は粘土瓦に劣り、約10年ごとに塗装が必要となります。
塗装をすることで防水機能を維持し、約30年程度使用できます。
2:粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)
粘土瓦は、粘土を焼いて作った瓦です。
陶器瓦は、表面に釉薬を塗って焼き上げたもので、美しい光沢が特徴です。
いぶし瓦は、釉薬を塗らずに素焼きにしたもので、落ち着いた風合いが特徴です。
粘土瓦は、セメント瓦に比べて耐久性が高く、50年以上使用できる場合もあります。
ただし、素材や施工方法によって寿命は異なります。
□瓦屋根に必要なメンテナンス
1:瓦の交換
瓦は、強い衝撃などで割れてしまうことがあります。
割れが見つかった場合は、早めに交換を行いましょう。
放置すると、落下などの二次災害や、内部の防水シートの劣化につながる可能性があります。
2:漆喰の補修
漆喰は、屋根のてっぺんにある棟の土台として塗り込まれている材料です。
建築から10年程度すると劣化し、ひび割れや剥がれが目立つようになります。
放置すると、雨水が浸入し、屋根材の腐食や内部の構造材の劣化につながるため、定期的な補修が大切です。
3:棟瓦の積み直し
棟瓦は、屋根のてっぺんに積まれている瓦です。
漆喰の劣化などにより、棟瓦全体が歪んでくることがあります。
歪みが大きくなると、崩落の危険性が高まるため、積み直しが必要となります。
4:葺き直し
葺き直しは、瓦をすべて取り外し、内部の防水シートを交換してから、同じように瓦を葺き直す工事です。
防水シートは、約20~30年程度が耐用年数と言われています。
建築から20年程度を超えたら、葺き直しを検討しましょう。
5:葺き替え
葺き替えは、瓦をすべて新しいものに取り換える工事です。
瓦自体の寿命が近づいたときや、新しく性能が高い屋根材に変えたい時に行います。
6:塗装
セメント瓦やコンクリート瓦の場合、表面に塗られた塗料が劣化してきます。
10~15年に一度程度、再塗装を行うことで、防水機能や美観を維持できます。
□まとめ
瓦屋根のメンテナンスは、適切な時期に行うことが大切です。
この記事で紹介した内容を参考に、自分の家の瓦屋根の状態をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。
瓦屋根は、適切なメンテナンスを行うことで、その美しさと機能性を長く保つことができます。
快適な住まいを維持するためにも、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
当社は横浜市周辺で屋根工事を承っております。
瓦屋根のメンテナンスをご検討されている方は、ぜひ当社にお任せください。
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