【防水リフォーム】ベランダ防水の補修内容、それぞれの特徴、耐用年数を徹底比較!
ベランダ防水の補修内容、特徴、耐用年数を徹底比較!
外壁は築10年を経つ頃からクラック(ひび割れ)や色あせなどの劣化症状が出始めます。
この劣化症状はベランダも例外ではありません。
特にベランダは日中紫外線が直接あたり、降水時は雨水を受け止める場所でもあるので外壁以上に傷みやすい場所になります。
今回はベランダにおける防水工事の補修内容や耐用年数などを紹介していきます。
ベランダ防水とは?
一般的に防水工事は屋上、ベランダなどにおこなわれます。
防水工事とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為におこなう工事です。
ベランダにおこなわれる防水工事を総称してベランダ防水と呼びます。
ベランダ防水工事の種類には大まかにFRP防水とウレタン防水の二つと思ってください。
木造の戸建て住宅のベランダ防水の場合、FRP防水という塗膜防水が一般的です。
ベランダ防水工事はシートや塗膜の防水層を守るにトップコート塗装を施します。
このトップコートの耐久性は一般的に5、6年程度から劣化が始まると言われています。
ベランダ防水の定期的なメンテナンスはこのトップコートのメンテナンスとも言えます。
ベランダ防水の種類
ベランダ防水で用いられる、FRP防水、ウレタン防水についてご紹介します。
FRP防水
木造の戸建て住宅のベランダ防水の場合、このFRP防水が一般的です。
FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics) の略称で、強度が強くて耐久性に優れています。
ガラス繊維マットとポリエステル樹脂で防水層を作っていきます。
耐用年数は約10年~12年ほどで、塗膜の硬化速度が速いため1日で施工を完了させることも可能です。
最上層はトップコート塗装が施されます。
ベランダの状態を保つ為にはトップコートが傷みだした段階で補修をおこなう事が重要になります。
メリット
・強度があるので上に物を置いても耐えられる
・軽量なので建物への負担が少ない
・継ぎ目が出来ず防水性が高い
・すぐに乾くので工期が短い
・均一な厚みで施工することが出来る
デメリット
・伸縮性がないのでひび割れが起きやすい
・紫外線に弱く定期的なメンテナンスが必要
・下地が鉄部の場合は施工が出来ない
ウレタン防水
ウレタン防水も主流の工法と言えます。
ウレタン防水はウレタン樹脂を複数回に分けて塗布します。
ウレタン樹脂が硬化することにより、複数回に分けて塗布した塗膜が防水層となます。
耐用年数は約7年~10年ほどで、工期は3~7日ほどになります。
最上層はFRP防水と同様にトップコート塗装が施されます。
メリット
・どんな下地でも対応可能。
・形状が複雑なベランダにも対応可能
・短期間で安価に施工ができる
デメリット
・職人によって品質に差が出る
・経年劣化で亀裂が入ることがあるので、メンテナンスが必要
ベランダ防水の劣化のサインの見極めと補修方法
トップコートの色褪せ
トップコートが経年劣化によって色褪せてきた場合
→トップコートを塗り替えして補修します。
トップコートの割れ
部分的な割れを見つけた場合
→下地補修とトップコートの塗り替えをします。
ひび割れが重度の場合には下地から施工します。
苔、藻、草の繁殖
表面の劣化が進行すると苔や藻、草の繁殖がおこりやすくなります。
高圧洗浄で洗い流してからトップコートを塗り替えして補修します。
防水層の浮きあがり
部分的に浮き上がっている場合には研磨後、防水層を部分的に補修しトップコートの塗り替えをします。
全体的に広い範囲で浮いている場合には下地から施工します。
まとめ
今回はベランダ防水についてご紹介しました。
ベランダ防水のメンテナンスの参考にしていただければ幸いです。
ご不明点などはキンドリホームへお気軽にご相談ください。
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