【屋根リフォーム】横暖ルーフの評判は?断熱性能を含めたその実力を徹底解説いたします。
横暖ルーフの評判は?断熱性能を含めたその実力を徹底解説いたします。
横暖ルーフは屋根葺き替え工事、屋根カバー工事でよく目にする屋根材です。
今回は横暖ルーフを徹底解説しようと思います。
横暖ルーフとは?
「横暖(よこだん)ルーフ」とは大手建材メーカーの「ニチハ」社が販売する金属屋根材です。
横暖ルーフはかつて「チューオー」社という会社が製造販売していた金属屋根です。
2003年ニチハがチューオーと資本提携をおこない、現在ではニチハが取り扱う金属屋根として知られています。
横暖ルーフは販売開始から20年が経った歴史がある金属屋根です。
現在主流である断熱材一体型横葺き金属屋根の先駆けになった商品です。
横暖ルーフの特徴と実力
横暖ルーフには4種のシリーズに分かれています。
「横暖ルーフS」「横暖ルーフαS」「横暖ルーフプレミアムS」「横暖ルーフαプレミアムS」
品質や将来のメンテナンスの点で優れおり、費用対効果の面でも優れた金属屋根です。
エスジーエル鋼板製とガルバリウム鋼板製の2種類がある
エスジーエル鋼板(SGL)はガルバリウム鋼板からさらに進化した次世代鋼板です。
従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムを加え、ガルバリウム鋼板と比較すると3倍超の耐久性が認められています。
横暖ルーフシリーズの4種類は
「横暖ルーフプレミアムS」「横暖ルーフαプレミアムS」がエスジーエル鋼板製
「横暖ルーフS」「横暖ルーフαS」がガルバリウム鋼板製
プレミアム2種がSGLを使っていると覚えていいと思います。
分厚い断熱材でトップクラスの断熱性
横暖ルーフの裏側には断熱材が貼り付いています。
この断熱材には屋根からの熱の伝達の軽減と、雨音を抑える役割があります。
「横暖ルーフS」と「横暖ルーフプレミアムS」の場合、嵌合箇所で断熱材がない所があります。
これらの断熱材の最大厚は12㎜です。
一方、「横暖ルーフαS」と「横暖ルーフαプレミアムS」は嵌合箇所にも断熱材が行き届いています。
こちらの断熱材の最大厚は17㎜です。
この厚さ17㎜は他のメーカーの金属屋根と比べても分厚い設計になっています。
また「αタイプ」は気密性の高いジョイント工法(接続工法)を採用しています。
機密性が高く断熱性が高いのが特徴です。
断熱性能や遮音性能を重視しているお客様にはとてもおススメできる製品です。
遮熱性能で高い反射率
横暖ルーフシリーズは遮熱塗料を用いています。
高い日射反射率が試験データ上で認められています。
日射反射率が高いほど屋根が熱くなりにくく、室内の気温上昇を抑える影響があります。
ニチハ社の社内試験では、反射率が低いと評価されているブラックも高い反射率を示しました。
数値も44.0%とかなり高い数値を示しています。
超軽量設計で耐震性に優れている
横暖ルーフの注目する点としてその軽さもあげられます。
1㎡当たり約5㎏と超軽量で和瓦屋根の約1/10の重さになります。
屋根が軽くなることで建物への負担が減り、重心が低くなることで耐震性も上がります。
超軽量という利点は屋根カバー工事に最適の屋根材とも言えます。
発売開始から20年の実績とその重み
金属屋根の人気が高まっている一方で、新しい金属屋根が続々と登場しています。
一方、横暖ルーフは発売開始から20年が経過しているロングセラー商品です。
20年という実績年数の意味は重く、安心かつ安全をお求めのお客様には最適の屋根材と言えます。
横暖ルーフの注意点
20年の実績と実力を併せ持つ横暖ルーフですが性能面でデメリットは見つかりません。
ただシリーズ4種の中で少し違いがあるので注意が必要になります。
まとめてみましたので確認ください。
横暖ルーフS
ガルバリウム鋼板製/ポリエステル塗膜/塗膜保証15年/赤錆保証20年/穴あき保証25年
横暖ルーフαS
ガルバリウム鋼板製/ポリエステル塗膜/塗膜保証15年/赤錆保証20年/穴あき保証25年
横暖ルーフプレミアムS
エスジーエル鋼板製/フッ素塗膜/変色褪色保証20年/塗膜保証20年/赤錆保証20年/穴あき保証25年
横暖ルーフαプレミアムS
エスジーエル鋼板製/フッ素塗膜/変色褪色保証20年/塗膜保証20年/赤錆保証20年/穴あき保証25年
ガルバリウム製とエスジーエル製、ポリエステル塗膜とフッ素塗膜の違いに気をつけてください。
まとめ
今回は横暖ルーフの評判、断熱性能を含めたその魅力をご紹介しました。
屋根工事の参考にしていただけたらと思います。
キンドリホームは横暖ルーフでの施工も多数行っています。
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